小さな文化教室を始めたわけ。

小さな文化教室が動き出してからおよそ半年が経ちました。4月からはフルバージョン始動です!

さて、私がそもそもこの教室シリーズをやろうと思ったのは、宿題教室で関わっている子供たちの発言がきっかけでした。

私は普段、一部を改装した自宅車庫にて宿題教室を行っています。

その名の通り宿題をする場なのですが、気づけばいつの間にか子供達の愚痴を聞く場にもなっていました。

それほどに子供たちは学校のこと、勉強のこと、友達のこと、先生のこと、家庭のこと・・・いろいろと不満を抱えていて、それらを自由に吐き出す場を欲していたのかもしれません。

教員として接していた時には見えてこなかった子供たちの思いに「子供の世界も大変なんだなあ」と、認識を新たにしました。

そんな子供たちのいろいろな愚痴の中に、「楽しい仕事ってあるの?」「生きていたくない」と将来を悲観する発言がありました。

その言葉を聞いた時、私はすごくショックを受けました。わずか10年ほどしか生きていない子供が将来に希望をもてないこの社会は何なんだろうと。

今から思えば、ちょっと大袈裟に受け止めすぎたのかもしれません。ですが、毎日いろいろなことに悩む子供たちを見ていると、世の中に対して疑問をもたずにはいられませんでした。

そして子供たちがそんなふうに受け止めてしまう理由として、毎日の生活に不満があること、周りに人生を楽しんでいる大人があまりいないのではないか、ということが考えられました。

私にも心当たりがあります。

教員時代、それはそれは忙しく、私は毎日とっても疲れた顔をしていました。心に余裕がなく、わが子にゆっくり関わる時間もありませんでした。そんな毎日は、親としての自分を責めてばかり。その自分に対するイライラから、ささいなことでもわが子に怒ってしまってまた自分を責める、という悪循環。

自分の人生を楽しむ余裕など、全くありませんでした。

しかし、私より先に教員を辞めた夫は、好きな古本の仕事をしながらとても生き生きとしていたし、夫の周りにも同じように「好きなこと」を仕事にして働く素敵な人たちがたくさんいました。

仕事を辞めた私も、自分のペースで自分らしく子供に関わることができるようになってから、人生を楽しむ余裕ができました。

世の中には素敵な人はたくさんいるし、楽しいことはたくさんある!ということを、身を持って実感しました。

自分が感じたことを子供たちにも気づいて欲しい。子供だけでなく、忙しく働く大人の人にも、少しでも楽しいことを提供できたら・・・。

そうやって始めたのが、「小さな文化教室」です。

そう、世の中には素敵な人はたくさんいます!楽しいこともたくさんあります!

大事なのはそのことに気づくことができるかどうか。

手っ取り早いのは「小さな文化教室」に参加してみることです!笑